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結婚できない男 第5話 家に人を入れないで悪いか!! 
2006 / 08 / 03 ( Thu )  08:07
放送日 2006年8月01日
視聴率 15.1%
(関東地区、ビデオリサーチ社調べ)


雨の日、リビングを掃除している信介(阿部寛)。床に雑巾掛け、トイレ掃除、パソコンの掃除、書類整理、ゴミの分別も手際よくこなし、信介はチリ1つない部屋に満足げな様子。そして、綺麗にしたパソコンの前で仕事を始めようとするが、大切な設計の資料をゴミとして出してしまったと気付いた信介は、ゴミの集積場でゴミを漁っていた。その時、愛犬・ケンの散歩を終えた、みちる(国仲涼子)がその様子を見ていた。

ある日、夏美(夏川結衣)が看護師たちに「家事ってすごく面倒。私もヨメが欲しい」とボヤいていると、「ちょっと頭痛がしまして…」と信介がやってきた。
夏美「どうされました?」
信介「ちょっと頭痛がしましてね。ここんとこ仕事が立て込んで、疲れてるせいか・・。」
夏美「お薬は飲まれましたか?」
信介「いえ。」
夏美「この前、お渡しした鎮痛剤残ってますよね?いつもの軽い頭痛なら、しばらく様子を見るとか、少し休むとかして、それでも治らない場合に、病院に来ていただけません?あなたみたいな人がいるせいで、医者が忙しすぎるんです。」
信介「洗濯物そんなに溜まってるんですか?」
夏美「そういう話じゃなくて・・。」
信介「家事が出来ない事を患者のせいにしていいのかなぁ。」
夏美「少し訂正しますと、出来ないって言ってるんじゃないんです。忙しくて、つい疎かになるって言ってるんです。」
信介「僕はねぇ、仕事がどんなに忙しくても、家の中が散らかっていると、もうどうしても我慢できない性質なんですよ。決められたものは、決められた場所にあって、清潔かつ機能的、そういう状態をいつも保つようにしています。」
夏美「さぞかし綺麗なお部屋なんでしょうね?」
信介「えぇ。残念ながら、お見せ出来ません。他人を家に入れない主義なもんですから。」
夏美「見たいなんて誰も言ってません。」
信介「とにかく、家事が出来ないなんて言ってる人は、結局は、嫌いなんですねぇ、家事が。」
夏美「そうですよ。嫌いですよ、家事なんて。それがあなたに迷惑掛けましたか?」
信介「家事が嫌いかぁ・・結婚する上でハンデだろうな。」
夏美「余計なお世話です。あ・・何か頭痛くなってきた。」
信介「大丈夫ですか?」

夏美が仕事を終え、マンガ喫茶にやってくると、みちると会った。
夏美「疲れた・・。」
みちる「大変ですねぇ、毎晩遅くまで・・。」
夏美「まぁ、自分で選んだ仕事だけどさぁ・・。保険の書類とかレセプトのチェックとかもしなきゃいけないし、その上・・桑野さんは来るし・・。」
みちる「そんなによく来るんですか?」
夏美「医者の言う事聞かない割に来るのよ?もう何とかしてよ。」
みちる「私にどうしろって・・。」
夏美「ごめん、愚痴った。」
みちる「愚痴なら聞きますから、飲みに行きましょう。そうだ、英治君も誘って、桑野さんをこき下ろす会をやりません?」
夏美「やろっか。」

そして、みちるは英治(塚本高史)に電話をした。英治は設計事務所にいた。
英治「うわー、やりてぇ。」
みちる「おいでよ。」
英治「あー、でもダメ。」
みちる「沙織ちゃんに怒られるから?」
英治「あの、今打ち合わせ中でさぁ、急に新しい仕事の話が入っちゃって・・。」
みちる「そうなんだぁ・・。」
英治「今度絶対呼んでよ。こき下ろすから。」
その時、信介が英治の後ろを通った。
信介「こけら落としか?新宿大宴会劇場・・。」
英治「うわぁ、じゃ、またね。」
と言って、英治は電話を切った。事務所では、摩耶(高島礼子)が新しい仕事の依頼を持ってきた。
信介「3階建て、完全2世帯住宅か。まぁ挑戦しがいがあるな。」
英治「でも、9月あたまに着工となると、時間的には相当厳しいですよ?」
信介「逆算すると、今週中には設計の外枠を固めなきゃならないという訳か・・。」
英治「でも、前田さんがやる予定だったんでしょ?何で出来なくなっちゃったんですか?」
摩耶「海外でやってた仕事が長引いちゃって、当分日本に戻れなくなっちゃったんだって。」
信介「おいしい仕事は優先して、余りを俺に渡そうという魂胆か・・全く嫌味な奴だ。」
英治「まぁ、どっちにしろスケジュール的には難しいですよ?今、やってる仕事も、丁度山場ですし。」
摩耶「無理ならしょうがないわね。桑野の手に余るようです、とお断りしておくわ。」
信介「誰が無理だって言った?」
摩耶「えっ?」
信介「やるよ。やりゃあ良いんだろ?」
英治「え・・大丈夫ですか?」
信介「あいつにはさぁ、絶対想像も付かない、すごいもん作ってやるから。その結果、売り上げアップで、給料アップだぞ?」
英治「やりますか?」
摩耶「受けといて、結局間に合わないなんてことになったら、かえって問題よ?」
信介「楽勝だな。」
そう言って、信介はパソコンに向かう。

結局、信介は新しい依頼も引き受けて、仕事に追われる日が何日か続いた。そして、ある日の夜、夕食を食べることを忘れていた信介は、キッチンに行って食べ物を探すが、素麺しかなかった。仕方なく素麺を作り始めるのだが、信介は生姜が無いことに気が付き、スーパーに生姜を買いに来る。すりオロシ生姜を手に取った信介は、しばらく考え、すっていない生の生姜を買う事にした。そして、信介は家に帰ってきて生姜を擂っていた

翌日の夜、信介は設計事務所で設計図を描いていた。すると、英治が話しかけてきた。
英治「あ、達川邸の図面出来ました?」
信介「まだ。」
英治「明日の朝までにお願いします。」
信介「はい。はいって何だよ、お前。俺に指示するなよ。」
英治「別に指示したくてしてんじゃないっすよ。良いですか?明日には桑野さんが、立面と断面を仕上げて、俺が模型作製の作業に入らないと、3日後の打ち合わせに間に合わないんすよ。」
信介「あぁそうかい。」
英治「え?楽勝だよとか言ってたけど、ちょっと甘く見てたんじゃないっすか?」
信介「全然。明日の朝までだろ?やるよ。家でやろう。お前も家でやっていいぞ。」
英治「あ、俺、家に仕事持ち込まない主義なんで。家はやっぱり彼女と過ごす場所でしょ・・。」
信介「俺はなぁ、他人を家に持ち込まない主義なんでな。」
英治「主義はいいけど、それじゃ結婚どころか恋人も出来ませんよ?」
信介「戸締りして帰れ。」
英治「はい。」
と言って、信介は事務所から出て行った。

事務所の帰り、信介はコンビニに立ち寄った。信介はレジの最中、店内の棚に栄養ドリンクが置いてある事に気付き、栄養ドリンクを買った。

そして、栄養ドリンクを飲みながら、レンタルビデオ店に入ってきた。お目当てのDVDがあったのだが、信介はそんな時間は無いと言って、借りるのを諦めて、レンタルビデオ店を出て行った。そして、その帰り、信介は夏美に遭遇する。
夏美「何だ、桑野さん・・。」
信介「何処に行くんですか?」
夏美「みちるちゃんのとこです。何で声かけないんですか?怖いじゃないですか。」
信介「話しかけて、話題が無かったら、嫌でしょ?」
そして、二人は無言で歩く。
信介「ほら。」
夏美「呆れて、物が言えないだけです。」
信介「女同士で食事ですか?」
夏美「最近仕事が忙しくて、ロクなもの食べてないって言ったら、何かご馳走するって誘ってくれたんです。」
信介「男いないのか、あの子は。」
夏美「女同士でも楽しいんです。」
信介「食後に卒業アルバム見たりするんですか?」
夏美「いいでしょ?見たって。」

信介は家に帰ってきて、牛乳を1杯飲み干し、仕事を始めようとするが、飲んだばかりの牛乳のコップが気になって、コップを洗う。すると、今度はキッチンのちょっとした汚れが気になってしまう。無心でキッチンを掃除したり、BGMを選びまくったり、時間がなくなる中、みちるの部屋に遊びに来ている夏美から夕食のおすそ分けの電話がかかってきた。
信介「はい、何か?」
夏美「晩ご飯食べました?」
信介「いえ。それが何か?」
夏美「みちるちゃんと食事してたんですけど、結構余っちゃったんですよね。良かったらいりません?」
信介「ふん、残飯処理ですか?」
夏美「解釈はお任せします。」
信介「まぁ・・。」
その時、信介のお腹が鳴った。
信介「どうしてもって言うなら、もらいに行きます。」
夏美「一人じゃ持てないんで、あたし達持って行きますよ。」
信介「いや、こちらから行きます。」
夏美「どうしてそんなに人を家に入れたくないんですか?」
信介「よく聞きましたね。家の中くらい人間関係から開放されたいからですよ。」
夏美「そんなに人間関係あるんですか?」
信介「人にはねぇ、それぞれ聖域というものが必要なんです。」
夏美「じゃあいいですよ。聖域から出て、こっちまで来て下さい。」
信介「あ、思い出した。そうだ、帰りに寿司買ったんだ。食べなきゃ・・。」
夏美「じゃあいいんですね?あたしこれから、みちるちゃんの卒業アルバム見せてもらって、今夜はお泊りです。」
信介「あぁそうですか。じゃ、おやすみなさい。」
夏美「おやすみなさい。」
と言って、電話を切った。信介は冷蔵庫を開けるが、冷蔵庫には寿司は無かった。仕方なく、信介は素麺を食べる。

翌朝、信介は出勤準備を済ませ、出掛けようとするが、昨日食べた素麺の皿が気になり、皿を洗い始める。

信介が設計事務所で図面をプリントアウトしていると、差し入れを持って摩耶がやってきた。
信介「サンキューな。ほら、これ。」
と言って、図面を英治に渡す。
英治「お、すごい。ちゃんと出来ましたね。」
信介「当たり前だ。仕事にかかれ。」
英治「はい。じゃあ、桑野さんは今日中に、立面、断面、よろしくお願いしますね。」
信介「次から次へとな・・。」
摩耶「大変そうね。」
信介「ほら、ちゃんと片付けろって言ってんだろ。」
と言って、信介は英治の机が散らかっている事に気付き、注意をする。
信介「これで9回目だぞ。」
英治「しょうがないじゃないですか、忙しいんだから。」
摩耶「はいはい、あたしがやってあげますよ。」
と言って、摩耶が英治の机を片付ける。
英治「すいません。」
摩耶「ねぇ、松野さんに聞いたんだけど、スケジュール空いてるって。」
信介「松野?何が?」
摩耶「いや、だから・・今回の仕事が無理そうなら、ピンチヒッター頼めるって事・・。」
信介「嫌だよ。今更なんだよ。」
摩耶「だって・・。」
信介「やるつったら、やるんだよ。余計な事すんなよ。」
英治「もう、心配して言ってくれてるんじゃないですか。そんな言い方ないんじゃないですか?」
摩耶「いいの。やるって言うんだから、任せるしかないわよね。じゃあ、頑張ってね。」
英治「すいません。」
摩耶は事務所から出て行った。
信介「あ、そうだ。後で銀行行ってさぁ、家賃振り込んできてくれないか?」
英治「いや、出来るわけないじゃないですか、そんなこと。」
信介「何で?」
英治「そういう雑用は今までボランティアでやってあげてたんですよ。俺だって模型作って確認申請もやらなきゃいけないし、忙しいんですよ。」
信介「あ、そう。じゃあ、後で自分で行こう。」
英治「当然です。」
信介は同業の建築デザイナー・金田裕之(高知東生)のホームページを見ていた。そこには更新履歴があった。
信介「あ、金田更新してんぞ。」
英治「あ、そうですか。」
と英治は全く相手にしなかった。信介が金田の仕事状況を見ると、全て工事中となっていた。
信介「ほら、やっぱりこいつ、全然仕事してないや。親の金食いつぶして、遊んでるだけだ。」
そう言って、信介は設計図面のデータが入っているフラッシュメモリをパソコンから抜いた。
信介「そんなのよりさぁ。こうやって忙しく仕事している方が、良いだろ?」
と言って、信介は英治にフラッシュメモリを差し出す。
英治「そりゃまぁ・・。」
信介「銀行行ってくれ。」
英治「嫌です。」
信介は諦めて、フラッシュメモリをズボンのポケットにしまい、キッチンの方に向かった。英治が模型を作っていると、キッチンの方から音がした。英治が見に行くと、信介が倒れていたのだ。
英治「桑野さん、大丈夫ですか?」
と言って、英治は信介を起こそうとする。
信介「あはは、大丈夫。銀行、銀行行かなきゃ・・。」
と言うが、信介はフラついていた。
英治「いや、銀行くらい行ってあげますから。」
すると、信介はまた倒れてしまう。英治が呼びかけるが信介は起きなかった。

信介は中川病院のベットの上で寝ていた。病室には英治や中川(尾美としのり)、圭子(三浦理恵子)、ゆみ(平岡映美)が心配してきていた。
中川「そんなに何日も徹夜してたんですか。」
英治「えぇ、ここんとこ、ずっとそうだったみたいです。」
圭子「最近家に来ないと思ったら、そういう事だったのか。」
中川「しょうがないな、全く。」
ゆみ「しょうがないなぁ。」
圭子「意地張って、結局人に迷惑かけて・・。昔からそうなのよ、この人は。」
信介「勝手なことばっか言うな。」
寝ていた信介が目を覚ました。
信介「あぁ、仕事しないといけない。」
と言って、信介は起き上がろうとするが、中川達が信介を寝かしつける。
信介「何だよ。」
中川「早坂先生の診断によると、過労による一過性の不整脈だ。血圧もやや高めだし、2、3日は安静するようにって。」
信介「もう十分寝たし、仕事再開しないといけない。」
と言って、信介は起き上がろうとするが、中川達に止められる。
英治「もういいんですよ。」
信介「え?何が?」
英治「さっき沢崎さんと話して、今回の仕事、松野さんにピンチヒッターお願いしました。」
信介「おい、お前ら何やってんだ、勝手に。」
と信介は声を荒げる。
英治「しょうがないでしょ?この状態じゃあ。」
と英治も声を荒げた。
信介「楽したいだけだろ?」
中川「そんな言い方ないだろ?」
英治「桑野さん、いつもそうですよ。人の気持ちなんて考えないで、自分の都合ばっかり。」
信介「そんなに俺が気に食わないならなぁ、いる事ないだろ。出てけ。」
英治「分かりましたよ、出てきますよ。」
と言って、英治は病室から出て行った。
圭子「いいの?」
中川「今のって、クビって事じゃないよな?」
信介「ふん、こんな事でクビにするか。」
圭子「ねぇ、大丈夫?彼、クビにされたと思ってない?」
信介「えっ?」
圭子「言ってこようか?誤解しないようにって。」
信介「もういい、ほっとけ。」
と言って、信介は布団を被る。

病室から怒って出てきた英治は、もしかして、今のクビって事?と勘違いする。そんな英治の怒った様子を夏美が見ていた。

信介の病室に夏美がやってきた。
信介「面会謝絶だ。」
夏美「それは医者が決める事です。徹夜続きだったんですって?食事もロクにしてなかったんでしょ?」
その時、圭子とゆみが病室のドア付近にいた。
圭子「あたしが行って、料理とか掃除とかしてあげようか?」
信介「結構だ。」
夏美「妹さんくらい良いじゃないですか、部屋に入れたって。」
信介「余計嫌ですね。あいつ等はねぇ、昔から人の部屋を勝手にいじる習性があるんで。」
すると、圭子とゆみが病室の中に入ってきた。
圭子「でも、こういう時は、さすがのお兄ちゃんの結婚したいと思うんじゃないの?」
信介「ふん。全く。」
夏美「家事とか料理してくれる人がいれば、仕事に集中できていいじゃないですか?」
信介「家事をさせるなら、家政婦を雇えばいい話だ。」
夏美「結婚と家政婦雇うのは違うでしょ?」
信介「ふん、生活を保障して、家事をやらせる点で同じです。」
圭子「愛があるかどうか、この違いは大きいわよ?」
信介「愛情で誤魔化している内はな。」

その日の夜、英治は、ダイニングバーで、みちると千鶴(SHEILA)と飲んでいた。
英治「ホントややこしい奴だな、桑野信介。」
みちる「それでは、桑野さんをこき下ろす会を始めます。どうぞ。」
英治「あの男は大体、自分勝手なんだよ。だから、何でも自分の都合が通ると思っててさぁ。それに人を自分より下に見るだろ?だから、世の中バカばっかりだと思ってんの。後、言うべき事を全然言わないくせに、何か余計な事ばっか言うんだよな、まったく、あいつは。そのくせ、仕事だけはちゃんとしてんだよ。作る家はどこに出しても恥かしくないし、お客さんに喜ばれてるし・・。うん。たまに思いやりあったりもするし、時々可愛かったりもするんだよな・・。」
みちる「誉めてるよ?」
英治「えっ?」
みちる「ちゃんと仲直りしたら?」
英治「いや・・。」
その時、金田が店にやってきた。その日、金田は一人だった。みちると千鶴が金田に挨拶をすると、金田は笑顔で返してきた。
英治「いや、あいつはダメ、やめといた方がいいよ。」
みちる「金持ちそうじゃない。」
千鶴「時計カルティエだよ?」
英治「いや、どうせ親の金だよ、全然仕事してないし。」
みちる「親の金だっていいじゃん。」
英治「え?」
その時、金田が話しかけてきた。
金田「うらやましいよな、美女二人と酒が飲めるなんて。」
英治「いや・・。」

その頃、病院を見回りしていた看護婦が人影を見つける。恐る恐る近づいていくと、信介だった。
看護婦「こんな時間に何してるんですか?」
信介「眠れなくて。」
看護婦「だからって、ウロウロしないでください。」
信介「娯楽室とか無いの?」
看護婦「旅館じゃないんですから。」
信介「ふん、病院ってところは・・。」
と言って、信介は去っていった。

翌日、信介の病室に摩耶が見舞いに来る。
摩耶「まだ怒ってんだ。松野さん、ピンチヒッターOKしてくれた。今日はね、クライアントの達川さまに、あなたに設計をやってもらえなくなった事、お詫びに行ってきた。特に、奥様が残念がってくださってねぇ・・。これまで、家事を楽しいと思ってやったこと無いんですって。だから、あなたの作るキッチン、楽しみにしてくださってたのよ。」
信介「ふん、キッチンにそこまで期待されてもな・・。」
摩耶「あたしもそう思った・・。でも、ありがたい話じゃない。まっ、次の仕事頑張る事ね。あたしそろそろ行かないと。それじゃあ、静かに寝てんのよ。」
と言って、摩耶は部屋から出て行った。

しばらくして、信介は洋服に着替え、病室を抜け出す。

摩耶は信介に電話をしていた。信介は病院を抜け出し、タクシーに乗っていた。
摩耶「どういう事?」
信介「何が?」
摩耶「何がじゃないわよ。たった今、松野さんから電話があったの。」
信介「あぁ、ピンチヒッター結構ですって電話したんだ。」
摩耶「あなた、まさかやるつもりなの?入院して遅れが出てるし、体調だって良くないんでしょ?」
信介「俺はなぁ、素麺ゆで始めてから生姜が無いことに気付いたら、どうしても買いに行かなきゃいけない、どうしようもない性質なんだ。しかもな、チューブ入りの生姜じゃダメなんだ。」
摩耶「何の話?」
信介「まぁそういう事だ。クライアントには俺がやるって言っておいてくれ。じゃ。」
と言って、信介は電話を切った。

信介が抜け出した病室には夏美と信介の母・育代(草笛光子)がいた。
育代「ホントに縛られるのがダメなんです、あいつは。これまで、何度もこんな事があったんですけど、覚えてないわ。」
夏美「うちでも前にあったんです。」
育代「そうなんですか・・。あの子も結婚すれば、ちょっとはマシになるかとは思っているんですけどね・・。」
夏美「でも、あの人、時々ちゃんとした事も言いますよ。昨日も、奥さんに家事をさせる為に結婚するなら、家政婦雇うのと同じだって。」
育代「偉そうな事。まっ、自分が結婚できないもんだから、まぁ悔し紛れにそう言ってるだけでしょ。ホント・・どうしようもない息子ですよ。」
その時、夏美はベットのしたに落ちていた信介のフラッシュメモリを拾った。

その日の夜、信介は家で仕事を再開しようするが、仕事のデータが入ったフラッシュメモリが無いことに気付く。その時、信介の携帯が鳴った。夏美からだった。
夏美「もしもし、早坂です。」
信介「病院抜け出したのは謝ります。でも、今あなたと話している場合じゃないんで。」
夏美「忘れ物したでしょ?病院に。」
信介「えっ?」
夏美「達川邸設計データって書いてあります。大切なものじゃないんですか?」
信介「これまでのデータが全部入っているんです。返してもらえますか?」
夏美「お返しするには、条件があります。」
信介「聞きましょう。」
夏美「これから伺いますから、診察させてください。」
信介「あ?」
夏美「もう一度心臓の聴診と、血圧を測らせてください。OKでしたら、仕事することを認めます。」
信介「認めるって、何様のつもりだ。」
夏美「お医者様です。」
信介「家に、入るつもりですか?」
夏美「病院にまで来ていただいでも良いんですよ?時間があれば。」
信介「ありません。仕事があるんで。」
夏美「じゃあ、あたしが行くしかないでしょ?」
信介「だったら、さっさと来てもらえますか。そのメモリが無いと、仕事にならないんです。」
夏美「今、下にいます。」
夏美は信介のマンションの下まで来ていたのだ。

そして、夏美が信介の部屋に来た。信介は恐る恐るドアを開けた。信介はドアを少し開け、夏美と話す。
夏美「どうも。」
信介「どうも。」
夏美「大丈夫ですか?」
信介「大丈夫です。」
夏美「いい加減、観念したらどうですか?」
信介「メモリ持ってきてもらえたでしょうね?」
夏美「持ってますよ。」
すると、夏美は信介のメモリを取り出した。その時、みちるが愛犬・ケンを連れて、部屋から出てきた。
みちる「あっ。」
夏美「あぁ。」
と夏美がみちるの方を見た隙に、信介は夏美が持っていたメモリを奪い、ドアを閉め、カギをかけた。夏美は、卑怯者、開けなさいよ、と言いながら、ドアを叩くが、信介は無視して仕事を再開する。

夏美はみちるの部屋にやってきた。
夏美「あぁ、ムカつく。」
みちる「とんでもない人ですね。」
夏美「このままで済ませるものですか。」
すると、ケンがうなづいた。その時、みちるの携帯が鳴った。英治からだった。
みちる「どうしたの?」
英治「桑野さんが病院抜け出して、仕事してるって沢崎さんから聞いて、手伝おうと思って、前まで来たんだけど・・。」
みちる「ふ~ん。」
英治「桑野さんにどう言えば良いかな?」
みちる「えっ、あたしに聞かれても・・。あ、まぁ、とりあえず、家来る?夏美さんもいるし。」

英治はみちるの部屋にやってきて、信介に電話をするが、繋がらない。
英治「ん・・出ないなぁ・・。」
夏美「英治君が来れば、さすがにドアを開けるでしょ?その隙を突いて、こじ開けて・・。」
みちる「そんなカッカしている夏美さん始めて見ました。」
夏美「当然でしょ?」
その時、隣の部屋から物音がした。
みちる「何今の音?」
英治「ダメです。完全無視。」
と言って、電話を切った。
みちる「まぁ、これ飲んで落ち着いてください。」
と言って、みちるは夏美に紅茶を出す。夏美はケンが信介の部屋の方をずっと見ている事に気が付く。
夏美「まさか・・倒れてるんじゃ・・。」
みちる「えっ?昨日も倒れたんですよね?」
夏美たちは心配になり、ベランダに出た。
みちる「前に、私が倒れた時、桑野さん、この外側越えてきたそうですよ。」
と言って、みちるは、ベランダの部屋の境を指した。
英治「え?マジ?無理無理。」
みちる「どうします?」
夏美はケンがベランダの境の下から信介の部屋の方を覗いているのに気が付き、英治にベランダの境を蹴って壊すように言う。そして、英治はベランダの境を壊し、信介の部屋のベランダに侵入した。そして、夏美やみちる、ケンも信介の部屋のベランダに侵入した。ベランダから部屋を覗くと、信介がソファーにもたれかかっていた。夏美達が必死で窓を叩いて呼びかけると、信介は目を覚ました。そして、信介はベランダに夏美達がいることに気が付き、驚く。
信介「何だ?何してんだ。」
と言ってカーテンを閉めようとするが、信介はベランダの境を壊された事に気が付き、窓があまり開かないように、つっかえ棒で固定して、少し窓を開けた。
信介「あ~ぁ、壊して。」
夏美「さぁ、診察させてください。」
信介「しつこい人ですねぇ。」
夏美「仕事ですから。」
信介「こっちもねぇ、仕事中なんですよ。」
みちる「あっ、ケンちゃん。」
その時、ケンが少し開いた窓の隙間から、信介の部屋に入ってきた。信介は慌ててケンを部屋から追い出した。
信介「帰れ。」
英治「俺、仕事手伝います。」
信介「今夜はいい。明日事務所でパーツを起こしてくれ。」
英治「はい。」
信介「ちゃんと片付けて帰れよ。」
と言って、信介は窓を閉め、カギを掛けるが、夏美がすでに部屋に入っていた。窓の反対側から忍び込んでいたのだ。
夏美「診察します。」
信介「おい。」
夏美「あなたがプロの建築家なら、あたしはプロの医者です。仕事させてください。」
信介は夏美の熱意に折れ、診察を受ける。
信介「で、どうですか?」
夏美「少し血圧が高い様ですね。ホントは安静にしてもらいたいんですけど・・。まぁ、出したお薬をちゃんと飲むという条件で、OKしましょう。もう40なんですから、昔みたいにいかないんですよ。それじゃあ。」
と言って、夏美はベランダに出る。
夏美「隣で料理作って、後で運ぶんで、食べてください。」
信介「どうも。」
夏美「それじゃあ。」

みちると夏美、英治は3人で信介の調理を楽しく作っていた。信介もパソコンを使って黙々と図面を書いていた。

そして、やっとのことで仕事を完成させた信介。久々に休養を取って目覚めると夏美とみちるが作った手料理が冷蔵庫に入っていた。「仕事が終わったら食べてください。きんぴらはみちるちゃんが、ロールキャベツは私が作りました・早坂」というメモに「何、自己主張してんだ」とつぶやきがらも信介はロールキャベツを食べ、「塩味がきつ過ぎるな。しかも煮込みすぎだろ。これじゃ、あの女、結婚できないな」とつぶやいた。

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2006/08/03(Thu) 21:55:49 |  つれづれなる・・・日記?
 結婚できない男 #5
もー毎回、腹抱えて笑っちゃいますよぉー。・゚・(ノ∀`)・゚・。 整理整頓、きちんとしてないと気がすまないんですね>信介は。すっげぇ、いい主夫になれそうなんですがw(掃除洗濯等の家事に関してだけですけど) それに対して夏美先生は、嫁が欲しいwと言っちゃう。結構
2006/08/03(Thu) 21:32:22 |  たっくんママのひとりごと
 結婚できない男(8月1日)
夏美(夏川結衣)「どうされました?」桑野(阿部寛)「ちょっと××が・・・」これも定番になってきましたね。これがないとこのドラマじゃない!
2006/08/03(Thu) 20:38:18 |  今日感
 結婚できない男 第5話
マーラーに合わせて、絵の額の上の埃の掃除はもちろんのこと、テーブルの裏まで拭いてしまう桑野信介(阿部寛)。 めっちゃキッチリしてるわりに、大事な資料を捨ててしまう。毎度のことながら、このポカがお茶目で...
2006/08/03(Thu) 20:04:14 |  イチオシ
 結婚できない男 第5話
いやいや、笑った笑った~牛乳を飲んだコップをご丁寧にブラシで洗ってそのコップの底でついた汚れを取るのに調理台全部磨いて…。あれ、ピッカピカでしたね~。で、そうめん食べるのに生姜がないとダメだから
2006/08/03(Thu) 17:40:47 |  塩ひとつまみ
 あなたは「結婚できない男」ですか?(笑)♯5 仕事がんばってたら、イイコトあるよ☆
ども!今日も結婚できない男レビューはじめましょか。今日は桑野さんの仕事多忙エピやねんけど、てれすどん2号も思いのほか忙しくて明日は映画、あさっては就職活動関係の会社さんに呼ばれましてまた市内まで、もしや夏休み働くことに!?まあどっちにせよこなさなければ。
2006/08/03(Thu) 13:38:22 |  長江将史~てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ 
 結婚できない男
なにやら、えらく評判になってるので、初めて見たのですが… 2人して、思いっきり笑い転げてしまいました。その前番組。「ダンドリ」からは、完全に脱落状態。チラッと終盤だけ見たものの「たしかに、一生懸命なのは認めます。認めるけれど…」と、うむむのむ。なるほど。
2006/08/03(Thu) 13:05:51 |  のほほん便り
 結婚できない男★第5回
回を追うごとにますます面白くなってきます★結婚できない男。 今夜は、な、なんと完
2006/08/03(Thu) 13:03:40 |  せるふぉん☆こだわりの日記
 結婚できない男 第5話
結婚できない男 第5話 アベマリアは、想像をかきたてない(笑)回を重ねるごとに、桑野の変ぶりはアップしている(^^;ちょっとの汚れを見逃せず忙しいっていうのにコップのしみ?を気にしてあそこまで泡泡にしちゃう掃除のしかたしないと気がすまないし食べたままの食器を
2006/08/03(Thu) 12:57:27 |  ALBEDO0.39
 結婚できない男 第5話
信介は大した事なくてもすぐに病院行く。でも言う事を聞くこともなく、薬も飲まない。それじゃー病院に単なる世間話をしに行ってるだけじゃーないの?そんなに夏美に会いたいのか?その割には言っては行けないNGワード炸裂だ! ケンちゃんは信介が好きなんだ~。 隣
2006/08/03(Thu) 12:51:42 |  雨のにおい
 結婚できない男 第5話:家に人を入れない!
夏美先生、やるじゃん!(*^0゚)v ィエーイ☆彡何人たりとも入らせない主義の信介の住まいに初めて足を踏み入れちゃいました~!(笑)てか、その前に予想通りケンちゃんが乱入しちゃってましたけどね~(笑)。こぼれた牛乳はおいしかったのかな?今回も頷いたり、ナイスな演技
2006/08/03(Thu) 12:45:23 |  あるがまま・・・
 結婚できない男:5話
CX系で毎週火曜日放送の「結婚できない男」を見た♪ 今回も期待通りの面白さ♪ 今回は第5話「家に人を入れない!」
2006/08/03(Thu) 11:27:05 |  ロンドン倉庫BLOG
 結婚できない男第5話
家に人を入れないで悪いか!:いよいよ結婚できない男=桑野
2006/08/03(Thu) 10:00:18 |  日々雑用
 フジテレビ「結婚できない男」第5話:家に人を入れないで悪いか!!
このドラマって、けらえいこの「あたしンち」のようですね。信介の行動やセリフのひとりひとつに、「こういうところって、自分にもあるあるある!」の連続です。
2006/08/03(Thu) 09:36:43 |  伊達でございます!
 結婚できない男 第5回 感想
『家に人を入れないで悪いか!』
2006/08/03(Thu) 09:13:48 |  ぐ~たらにっき
 結婚できない男:第5話
冒頭、妙に楽しそうに掃除をする信介(阿部寛)。几帳面ですねえ。A型かな。さて、信介に「家事が嫌いな女は結婚するのにハンディだな」と鼻で笑われた夏美(夏川結衣)が、漫画喫茶でみちる(国仲涼子)に愚痴をこぼすシーン。 みちる「桑野さんをこきおろす会、しません
2006/08/03(Thu) 08:50:31 |  日常の穴

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